【気持ちをこめる】英語の助動詞の種類・ニュアンスと使い分け

 

助動詞は英語の文法のなかでも、最も重要なポイントの一つです。

数が多いうえに意味もいろいろなのですが、助動詞の理解なくしては読み書きも会話も成り立ちません。

使い方を間違うと「上から目線」や「丁寧すぎて失礼」になってしまうこともある助動詞。

ここでは、全くゼロからの学習という方も、少しは覚えているという方にもわかるように解説していきます。

助動詞とは何か

助動詞とは「話し手の気持ちを補うことで動詞にニュアンスを与えることば」です。

たとえば、

He plays tennis.
彼はテニスをします。

これはこれでりっぱな一つの文ですが、助動詞を補うことにより

He will play tennis tomorrow.
彼は明日テニスをします。
He must play tennis tomorrow.
彼は明日テニスをしないといけない。
He used to play tennis.
彼は(今はしないが、以前は)テニスをしていた。

というように
「これからのこと」
「義務であること」
「過去のこと」
という、動詞だけでは伝えきれないニュアンス(話し手の気持ち)を与えることができます。

 

基本的には助動詞が助ける動詞は原型です。

I will went there. → NG

I will go there. → OK

また、助動詞には三単元の “s ” “-es”の区別は必要ありません。

She can goes there. → NG 

She can go there. → OK

can, could「できる」

canの基本は「〜することができる」という「可能」をあらわす助動詞です。

I can drive a car.
私は車の運転をできます。

しかし、以下の文の場合は「〜できる」という意味がちょっと違う場合があります。

Can you drive a car?
あなたは車の運転ができますか?
Can I drive your car?
あなたの車を運転してもいいですか?
Could you drive my car?
私の車を運転していただけますか?

このように、状況によってcan のニュアンスは違ってきます。

 

” can ” の使い方についてはこちらの記事でくわしく解説しています

→ 可能の助動詞 canは「できる」以外の使い方も!例文で理解しよう

will / be going to / would「するつもり」

willはこれから起こること「未来」を表す助動詞です。

過去の時点で考えた未来のことには will の過去形 would を使います。

be going to = will と習ったことを覚えている方も多いと思います。

けれど・・・以下の二つの文を見てください。

A : Ken will come to the gou-kon tonight.

B : Ken is going to come to the gou-kon tonight.

どちらの文を読んでも「Ken が今晩の合コンに来る」らしいことはわかります。
ただ、AとBでは Ken が来ることにどの程度確信があるのかが微妙に違います。
Bのほうが「そういうことになっている」という意味合いが強いのです。

また、will の否定形は「基本的に」は won’t です。

Hang in there.. it won’t be long.
頑張って・・長くはかからないから(もうすぐだから)。

 

しかし、下の文を見てください。

The door won’t open.

この意味は
「ドアは開かないでしょう」
ではなく
「ドアがどうしても開かない」
という意味で、won’tは 「しないだろう」ではなく「どうしても〜しない」「どうしても〜しようとしない」のように強い否定の意味になります。

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may, might「かもしれない」

よく聞く、よく見るわりにはなんとなく意味がモヤモヤしているのが may ではないでしょうか。

may は「〜することがある」「〜するかもしれない」「〜でありうる」「〜だろう」などの『推量』や『可能性』を表す場合と、

「〜してもよろしい」「〜しなさい」という『許可』『命令』を表す場合がある、少々やっかいな助動詞です。

May I have your name?
お名前を聞いてもよろしいでしょうか?

のように、自分の動作についてなら許可を求めている意味になり、

You may enter.
入ってよろしい。

と、自分以外のことになれば上から目線の許可になることもあります。

また、might は 「may の 過去形」と習ってきましたが、実際には may と同じように現在形あつかいされることが多いです。

may の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています
→ ” maybe ” 以外にも「may」を使ってみよう! (執筆中)

must, have to「しなければならない」

must は「〜しなければならない」という強めのイメージがある助動詞で、『義務』『必要』『強制』の助動詞と言われています。

You must know this.
あなたはこれを知っておかねばなりません。

また、ファッション雑誌などでよく「マストバイ」「マストアイテム」という言葉が使われるようになってきていますが、これは 「強く勧める」気持ちを表したいときの must の使い方。

「とにかくコレを買って!」「ゼッタイこれを持ってて!」ということですね。

 

must = have to と学校で習ってきましたが、二つの間には意味の強さの違いがあります。

また「must でないとダメな場合」「have to でないとダメな場合」があります。

must の 使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
→ must の「〜しなければならない」の強さはどのくらい? (執筆中)

should / ought to「するべき」

mustと同じように『義務』の意味合いもある should 。

He should treat you right.
彼はあなたを大事にするべきよ

shouldには、『後悔』の意味を持つ場合があり、歌詞などにもよく用いられます。

I should have said good bye.
さよならを言えばよかった

 

should の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
→ should の使い方と例文 (執筆中)

need「する必要がある」(否定・疑問のみ)

need はそれだけで「必要とする」という一般動詞として使われていますが、ほかの動詞と合わせて使うと「〜する必要がある」という助動詞の働きをします。

need を助動詞として使うのは否定文と疑問文だけです。

否定文「〜する必要はない」
I needn’t  go to school today.
私は今日は学校に行く必要がない。
疑問文「〜する必要があるのか?」
Need I go to school today? It’s Sunday today.
私が今日学校に行く必要があるの?日曜日です。

ただし needは、この使い方を覚えなくても一般動詞ですべて表せます。

I don’ t need to go to school today.
私は今日学校に行く必要はない。

Do I need to go to school today?
私が今日学校に行く必要があるの?

You need to go to school. It’s Monday today.
あなたは学校に行く必要があります。今日は月曜日です。

「needは助動詞として使う場合がある」
「助動詞のときは否定文と疑問文だけ」

ということはしっかり覚えておきましょう。

助動詞 need については以下の記事で詳しく解説しています。

→【助動詞としての need】一般動詞とどう違うの?(執筆中)

used to「かつて、よく〜だった」

used to は 「過去の習慣」

をあらわす助動詞です。

つまり「かつては〜したものだ(今はしないけれど)」「前は〜だった(今は違う)」というニュアンスです。

There used to be our playground.
そこには私たちの遊び場があった。(今はない)

We used to go abroad.
私たち、海外によく行ったものだよ(今は行かない)

She used to be a good girl.
彼女、前はいい子だったよ。

had better「したほうがいい」

had better は「〜したほうがいい」という忠告の気持ちを表す助動詞と学校で教わってきました。

その通りですが、had better には「〜したほうがいい、(さもないと・・・)」という「そうしないと何かよくないことが起こる可能性がある」ニュアンスがあることを知ることが大事です。

 

You had better brush your teeth everyday.

毎日歯を磨いたほうがいいよ。

You had better not bite your nails.

爪を噛まないほうがいいよ。

この had better ですが、目上の人には使わないようにしましょう。

というのは had better は、ときに「上から目線」「命令」ととられる時があるからです。

You had better clean your room.
部屋を掃除しなさい。(掃除したほうがいいんじゃないの?)

助動詞 had better についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

→ had better (執筆中)

dare「思い切って」

dare には「思い切って〜する」という気持ちがこめられており、よく使われる表現としては

“How dare you…” ” I dare say…” があります。

How dare you say such a thing to me?
よくもまあ私にそんなことが言えるね?
(ずいぶん思い切ったこと言うじゃないか!)

You’re tired, I dare say.
さぞやお疲れでしょう。
(わかりきったことだけど、あえて思い切って言わせてもらえば)

 

dare の使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

「勇気」の助動詞 ” dare ” 使いかたが例文でわかる!

まとめ/あとがき

 助動詞は動詞に「話し手の気持ち」をこめるもの

 助動詞には「未来」「推量」「義務」などの意味があり、動詞にニュアンスをもたせる

 間違えると失礼になるものもあるので注意

同じ言葉でも状況によって意味が違ってくる助動詞ですが、気にしすぎて話せない、というのではもったいないですね。

まずは無難なものからどんどん話して書いて、少しずつ違う使い方を試してみるというやり方で少しずつモノにしていきましょう!

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