TOEICと英検の違いは?やり直しにはどちらが役立つ?比較してみた

TOEICと英検。「よりレベルにあったもの」「より世間にアピールしやすい方」「より客観的に実力を把握できる方」などのポイントから二つの試験を比較してみました。

こつこつと努力してはきたものの、一体どのぐらい成果が出ているのかわからない時や、スキルを他の人に示したいとき。

そんな時思い浮かぶのが、客観的にレベルがわかる英語力判定テストですね。

英語のテストには永住権や留学に関わるIELTSやTOEFL などもありますが、やはりTOEICと英検が二大資格です。

一回あたり数千円とそれなりに出費である試験だから、どうせなら役立つ方を受けたいですね。

TOEICと英検、二つの比較

正確、安定のレベル判定・TOEIC

「TOEICは国際ビジネスコミュニケーション協会という団体が主催するもので、世界中で採用されています。」

・・ということですが、実際はTOEICの存在がメジャーなのは日本ぐらいです。

とはいえ、10点刻みで実力が測れ、また複数回の受験者でも判定にブレがないということで、就活や昇進などの目安として重要視されています

シンプルでわかりやすい「英検○級」

英検は歴史が古く、高齢の方でも知っている方が多いため、そのネームバリューは強力

きめられた級を取得していれば高校や大学受験に有利だったり、国家資格の通訳案内士試験においては一級合格者は英語の試験が免除されたりと、公的にも信頼度の高い試験となっています。

それぞれの違いは?

TOEICと英検の違いはこのようになっています。

TOEIC 英検
実施団体 日本英語検定協会 国際ビジネスコミュニケーション協会
実施回数 年3回(1、6、10月) 年10回
(都市部の場合)
受験料 2000円〜8400円(級による) 5725円
試験内容 リスニング45分間
リーディング75分
各100問
筆記 85分間/39問
リスニング 25分間/30問
面接試験
(スピーキング)
なし
(別オプションで有り
全級で実施
その他 問題冊子の持ち帰り、書き込み禁止 問題冊子への書き込みも持ち帰りもOK

 

実施回数

まず、実施回数ですが、TOEIC が 年10回なのに比べ、英検は3回。

英検は実施回数が限られるうえに合否判定式なのでちょっと緊張しますね。

TOEICの年10回は都市部の回数で、地方はこれより少ない回数の実施になります。

「次でいいと思ったら、次回がずいぶん先だった」ということがないよう、近くの会場の年間スケジュールをよく確認しましょう。

採点について

レベル分けはTOEICが10点から990点の10点きざみ。

採点方法は公表されていませんが、

「何度も受験することによる『試験慣れ』をしていても、本当の実力の判定には影響がでない」

という判定の正確性を強くうたっているのが特長です。

対して英検は配点と合格ラインが公表されています。

とはいえ、TOEICを意識してのことか、近年では配点の詳細は明かされずに統計的な手法を用いたり、「リスニング・ライティング・スピーキング」の3技能のバランスを重視する合否判定になってきています。

受験料

受験料はTOEICは5,725円、英検は2,000円から 。

2級受験で5800円なのでTOEICと同じぐらいになり、1級ともなると8,400円と高額になります。

級が上がれば面接や採点に携わる試験官のレベルや負担も上がるため、費用が高くなっていきます。

試験内容

試験の内容は、合計時間はだいたい同じぐらいであるものの、問題数に大きな開きがあります。

これは、TOEICがすべて選択式であるのに対し、英検では記述の箇所があるからでしょう。

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リーディング (ライティング)

TOEICのリーディングセクションではかなりの文法の理解力を要する穴埋めが多く、選択式とはいえ難しいものも多いです。

しかし、すべてのレベルの人が受験するという性質上、単語のレベルは英検に比べるとそれほど高くありません

対して、英検の筆記試験は受験級に応じてボキャブラリーのレベルが調整されており、上級になるとかなりのレベルを要求されます。

また、選択式だけでなく意見や作文を書くライティングの設問もあります

リスニング

リスニングに関しては、TOEICの写真を見て適切な答えを選ぶ問題や、会話に即した返答を選ぶ問題は比較的難しくありません。

TOEICのリスニングは事前に問題集などでやり方をつかんでおけばかなり有利に進められます

いっぽう英検は、スピードもそれほど速くなく聞きやすい内容になっていますが、読み上げ文の量のわりには問題を読む時間が短めで対策しにくく、本当の実力が試されると言えます。

スピーキング

面接によるスピーキングテストは、TOEICでは  TOEIC S&W (Speaking & Writing) という別のテストになっており、TOEIC上級者のオプションのような位置づけになっています。

英検では3級から1級の一次試験を合格した人がスピーキングテストを受けられるようになっていましたが、2016年よりすべての級に導入されました。

その他

注意したいのは、英検が書き込みや問題冊子の持ち帰りが自由であるのに対し、TOEICでは冊子への書き込みも持ち帰りも認められていません。

選択肢をマルで囲んだり、長文に線を引いたりすることができないのは辛いですね。

TOEICの受験準備では、練習の時から書き込みをしないで問題を解くようにしましょう。

目的やレベル別のおすすめ

TOEICと英検のスコア対比はこのようになっています。

TOEIC 英検
945〜 1級
785〜 準一級
550〜 2級
225〜 準2級
120〜 3級〜5級

(文科省HPより引用)

レベルアップの目安、励みにしたい人

とにかく今の現状を知りたい、定期的に受験して学習の効果を実感したい、というならTOEICがおすすめです。
TOEICでは得点結果による公式認定証が発行され、あなたの長所や弱点を知ることができます。
また、英検では分かりづらい、級と級の間の中途半端なレベルの時も、進捗具合を把握することができます。

ビジネス用?実用向け?

ビジネスに使う英語力をつけたい人にはTOEICのほうが向いています。出てくる単語、表現、長文題材すべてが英検と比較すると明らかにビジネス向けとなっているからです。

英検にもビジネス的な要素はありますが、英検は英語における全般的な知識を問う問題構成となっているため、実用向けとしては英検のほうがよいでしょう。

ハク、自信をつけたい人

英語に興味のない人に言ってもわかってもらえるのは英検。
英検の中級から初めて、できれば上級を目指しましょう。
一般に、履歴書に書いて有効だとされるのは2級以上。
一級はほぼ「英語オタク」、かなりの尊敬を集められることは間違いありません。

ただし、どの資格でもそうなのですが、準一級と一級の差はかなり大きいので、この間ぐらいのレベルにきている人はTOEICで向上度を見ていきながら一級を目指すという手もあります。

英語の超初心者の方

英語をやりなおしを始めたばかりで、まずスタート地点として受けてみたい人は、英検4級か3級ぐらいから受けてみましょう。
TOEICは10点から得点できるとはいえ、初中級以上の語彙力がなければ問題そのものの理解が難しいので、英検で3級に合格してからTOEICにトライするのが良いでしょう。

これらのおすすめは一例です。
もちろん、両方受けることができればそのほうがさらに正確にご自分の状態を把握できます。

また、TOEICで様子を見ながら自信がついたら英検で達成感を高めていく、というのもとてもいい方法です。

レベルチェック・模擬試験として使えるCASEC

「英検・TOEICを受ける前に自分の大体のレベルが知りたい」「英検・TOEICは高いので、まず安い試験で試してみたい」ということもあると思います。

英検を主催する団体が開発したCASEC(キャセック)というオンライン英語テストでは、1回3,600円で英検・TOEIC両方での自分のレベルがわかります。くわしいスコアレポートもついているので、自己分析もバッチリ。オンラインテストなので、全国どこでも・いつでも受験ができるのも便利。

TOEIC・英検の本試験の前に、まずこちらを受けてみるのもよいでしょう。

>>CASEC(キャセック)

まとめ

TOEIC、英検それぞれの違いをよく見て、自分の今の状況や目的にあった方を選ぶと良い。

 誰にも通じるネームバリューは英検だが、定期的にスキルアップを図るならTOEIC

TOEICでレベルの向上度を見つつ、到達の目安として英検を受けるのも良い

気軽に力だめしできる「CASEC」もオススメ

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